山岸さん、地球環境保全で表彰
2024/10/15
長野市在住の鳥類学者、山岸哲さんが第15回「KYOTO地球環境の殿堂」に選ばれ、表彰式は14日、京都市左京区の国立京都国際会館で行われた。
京都府や京都市、環境省など運営協議会が、地球環境問題の解決機運を高める目的で毎年表彰しており今年で15回目。式には一緒に表彰された地球温暖化対策の研究機関顧問の甲斐沼美紀子さんや、その関係者、西脇知事、松井市長、京都府議会議員、気候変動を学んでいる高校生ら約100人が参加。京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏の後、表彰式が行われた。
記念講演で山岸さんは、マダガスカル島の鳥類生態調査で、色や形の異なる16種類の鳥がオオハシモズ科であること実証した経過を説明、マダガスカルの多様性が鳥類の分野でも守られるべきと、マダガスカル語を併記した図鑑「鳥類フィールドガイド」を子どもたちが読めるように寄付したことを話した。
京都府内の高校生の7組が気候変動対策でそれぞれプランを発表したコメントでは、高校生の時、自分は生物班だったけど今は受験勉強で手薄になっているのを残念がるとともに、「藻を増やして海のCo2を減らそう」と提案した高校生チームには「藻にもいろいろな藻があるので、藻にも優しく取り組んで」と助言していた。
冒頭の受賞者挨拶では「研究は人々を幸せにするためだけど、私は自分を幸せにするためやってきたようです。地球環境についても他人事になりがちで、俺はこの世にいないと安易な気持ちだったかしれない。これからは高校生の皆さんに恥ずかしくないよう余生を、地球環境を自分のものとして考えていきたい」と、ユーモア交えて話した。




京都府や京都市、環境省など運営協議会が、地球環境問題の解決機運を高める目的で毎年表彰しており今年で15回目。式には一緒に表彰された地球温暖化対策の研究機関顧問の甲斐沼美紀子さんや、その関係者、西脇知事、松井市長、京都府議会議員、気候変動を学んでいる高校生ら約100人が参加。京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏の後、表彰式が行われた。
記念講演で山岸さんは、マダガスカル島の鳥類生態調査で、色や形の異なる16種類の鳥がオオハシモズ科であること実証した経過を説明、マダガスカルの多様性が鳥類の分野でも守られるべきと、マダガスカル語を併記した図鑑「鳥類フィールドガイド」を子どもたちが読めるように寄付したことを話した。
京都府内の高校生の7組が気候変動対策でそれぞれプランを発表したコメントでは、高校生の時、自分は生物班だったけど今は受験勉強で手薄になっているのを残念がるとともに、「藻を増やして海のCo2を減らそう」と提案した高校生チームには「藻にもいろいろな藻があるので、藻にも優しく取り組んで」と助言していた。
冒頭の受賞者挨拶では「研究は人々を幸せにするためだけど、私は自分を幸せにするためやってきたようです。地球環境についても他人事になりがちで、俺はこの世にいないと安易な気持ちだったかしれない。これからは高校生の皆さんに恥ずかしくないよう余生を、地球環境を自分のものとして考えていきたい」と、ユーモア交えて話した。