2020/12/16
コロナ禍で外出が減り衣服業界にも影響と聞いていたが、身近でも。ボタン付けやジッパーの修繕などで年に3,4回お世話になった洋服直しが閉店してしまった。クリーニングで割れたオープンシャツのボタンを自分で付け替えようと決意。ボタン探しに、百貨店の手芸用品店にいったら、これも消滅。知人から「ボタンのいとう」という昔の繁華街にある店を教わり、平日10時から14時営業の店を訪ねたら、小さな店に1200種類というボタンやジッパーの棚が並び、感動しました。昭和42年創業、88歳になる伊藤武さんは「良かったのは昭和まで。平成になり、自分で服を作る人が居なくなって、さっぱり。閉店しようか考えている」とのこと。以前は近くに洋裁学校もあった。今は、安い衣料品の店がはやり、修繕せず買い換える傾向もあるのでしょう。戦後、男女平等の理想が風化していない頃の教育を受けた人間は、家庭科で糸の玉結びや玉留めの方法を教わり、その気になればボタン付け出来ます。閉店しないでください、とお願いしております。
2020/12/03
一番美味しい、ソーセージを1年1カ月ぶりに食べることができました。昨年10月の台風19号による千曲川堤防決壊で、1階が厨房ごと泥に埋まった「カサミンゴー」です。お見舞いに行ったら、床の泥掃きをしていた夫人が「夫は、もう一度ソーセージを作りたがっている」とやつれた顔で話していました。今年3月、復活開店を知り、すぐに行きましたが、ソーセージはドイツに機械を発注しているとのこと。自家製の生ハム、ベーコンも、感動的に美味しいのですがソーセージが無いのはやはり寂しい。
そして、ようやく機械が届きました。
スライスと腸詰めのソーセージ盛り合わせを注文しました。やはり、私が知っている限り一番美味しい。お願いして、ソーセージを作る機械と、肉を液状にする機械を見せて頂いたのですが、ともに想像以上に大きい。夫人に聞くと2千万円したとのこと。リンゴ畑が続きアップルラインと呼ばれる国道沿い、長野市の郊外の店で、回収できるのか心配ですが、心意気にうたれます。客との関係は料理を通してと考えてか主人が調理場に籠もって出てこないのも、騒ぐ子供や携帯で大声出す人の出入りを張り紙で断っているのも、白壁と太い木の梁、一枚板のテーブルなど、こだわりを感じる店のたたずまいと同様に、好きです。
そして、ようやく機械が届きました。
スライスと腸詰めのソーセージ盛り合わせを注文しました。やはり、私が知っている限り一番美味しい。お願いして、ソーセージを作る機械と、肉を液状にする機械を見せて頂いたのですが、ともに想像以上に大きい。夫人に聞くと2千万円したとのこと。リンゴ畑が続きアップルラインと呼ばれる国道沿い、長野市の郊外の店で、回収できるのか心配ですが、心意気にうたれます。客との関係は料理を通してと考えてか主人が調理場に籠もって出てこないのも、騒ぐ子供や携帯で大声出す人の出入りを張り紙で断っているのも、白壁と太い木の梁、一枚板のテーブルなど、こだわりを感じる店のたたずまいと同様に、好きです。