NHKBSプレミアムで12月22日まで日曜夜、連続8回放送された「歪んだ波紋」は、今年一番、考えされ、面白かったドラマです。誤報とその被害者という古典的テーマが情報が拡散されるネット社会ではいっそう深刻さを増すこと、誰もが情報の発信者になれる結果、確証されていない話やフェイクがあふれ、一方で面白いと言う価値観だけで情報が選別、消費される中で、本当に大事なこと、真実をどう伝えれば良いのか。これら深刻なテーマを全うに取り上げている脚本には敬意を表します。いずれ、通常枠でも放送され、DVDにもなるでしょうから、詳しくは書きません。番組のホームページ(https://www4.nhk.or.jp/P6000/)で触れている程度にネタバレすると、プロの記者が意図的に誤報や虚報を流そうとしたら、その脅威にどう対抗できるのか、このテーマも面白かったです。主人公は全国紙の系列の「新神奈川日報」という実際にはない新聞社の記者。ネット社会の混乱の中で、地方紙ならではの地域に根ざした解決策を最後に示唆したのにも共感できました。塩田武士氏の原作(短編5話)を購入、正月に読みます。


 百合の花が開き、香りがすごい。10日前のT君の葬儀で頂いた花束が今も綺麗に咲いている。今年参列した葬儀、お別れの会で最も印象的でした。入り口で喪主の長女夫妻、弟夫妻と自己紹介しあい、T君がひょうきんな顔をしている写真に焼香。振り向くとそこは寿司や唐揚げ、ビールなどがテーブルに並んだ宴席。「やあ」と久しぶりの皆さんと話し、退場するとき全員、立派な花束と返礼品を頂く。
 入り口に並んだ時、戻ってくる方が笑いながらなので不謹慎と感じたのですが、楽しく思い出を語ってもらう狙いだったのでしょう。抗がん剤治療をしているのは知ってましたが、亡くなる20日ほど前のフェイスブックに「午前零時にボージョレ・ヌーボー解禁。コンビニが準備してます。当たり外れがあるので、2本買った方がいいかも」「今年の新酒の軽い味とそれなりのさわやかなうまさが楽しみ」と書き、まだまだ元気と思っていただけに見事だまされました。最後までT君流を貫いたのでしょう。(ちなみに、拙著「実践的新聞ジャーナリズム入門」で、「いつもこれは大変なことではないか、と物事を見ている姿勢は見習いたい」と書いている「『大変だ』の〇〇ちゃん」です)
 

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