元ゼロ戦パイロット、原田要さん(長野市)の証言を記録したドキュメンタリー映画「原田要 平和への祈り~元ゼロ戦パイロットの100年」を日曜午前、長野市の歴史のある映画館「相生座」で見た。
 昨年夏、この映画館で上映し、今夏は同館はじめ長野県の5映画館で再上映している。敵機を撃ち、爆弾を落とし、大勢の人を殺した懺悔から、原田さんは「戦争ほど人道に反する残虐行為はない」と講演会などで訴え続けてきた。上映の前年、16年5月99歳で亡くなった。監督の宮尾哲雄さんは長野放送を退社した後、原田さんの講演を聴き、「記録に残さなければ」との使命感から原田さんの自宅に何度も通ってカメラを回し、映画化の話が出たという。上映後の挨拶で、「原田さんは『お母さんが大事』と話していたが、母親が命の大切さを子供に伝えれば戦争は起きない、人間の命の大切さに差別はない、みんなに生きる権利と価値がある-と原田さんから教わった」「戦争のない世の中を作るのが、今生きている人の宿題。そのためには、正確な情報を持つことが大事だ」と話した。
 元信濃毎日新聞記者の川上今朝太郎さん(1999年に90歳で死去)は憲兵から「撮影すれば厳罰だ」と言われながら隙をうかがって長野の街の様子や人々の様子をカメラに収めた。夫を戦争で失い表面は元気な女性が、ふと見せた悲しみの表情も。1975年に出版された写真集「昭和で最も暗かった9年間」からの写真も織り交ぜ、映画は構成されている。
 長野県外の大勢の皆さん、できれば若い世代にも見てもらいたい。
 http://sensou.suzaka.jp/

 長野県出身力士で初めての、御嶽海関(上松町)の大相撲優勝は、信州人の間で今もホットな話題です。その中に、千秋楽翌朝23日の信濃毎日新聞社会面に掲載された、同じ長野県出身でスピードスケート500メートル金メダルの小平奈緒選手(茅野市)を、御嶽海関が4月に訪ねて「教え」を受けた、との話題もあります。記事によると、小平選手は御嶽海関に、大舞台だけに照準を合わせるのではなく、毎試合同じように臨めるように、決まり事を自分で設け、集中する大切さを強調したとのこと。 御嶽海関は「呼吸法など、小平さんは横綱白鵬関と同じことを言っていた。頂点に立つ人は共通する」と感じ、体調管理を見直したとのことです。地方場所では日帰り入浴施設に好んで行っていたが、湯船に入って筋肉を緩めすぎることを止め、今場所は冷たい物も取り過ぎないようにしたとか。二人が並んだ記事の写真には、小平選手の金、銀メダルに触れ、「うれしかった」との説明。大相撲優勝の陰に、スケートの金メダルありです。

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