杉本真維子さんの萩原朔太郎賞贈呈式に参加
2023/10/29
長野市出身の詩人、杉本真維子さんの第31回萩原朔太郎賞贈呈式が28日、朔太郎の出身地、群馬県前橋市の前橋文学館でありました。詩集の最高峰の賞とされます。受賞の言葉で、杉本さんは、夜間通った映像の専門学校の卒業制作で、朔太郎の孫で前橋文学館長の萩原朔美氏から「詩がとても良い」とほめられたことで、詩の道を進む勇気をもらったとの秘話を披露。主催者側として先ほどブロンズ像を手渡した朔美氏が壇上席で「ええっ」とのけぞる場面も。
受賞作の詩集「皆神山」も、2015年高見順賞を受賞した詩集「裾花」も、長野市にある地名。風土に根ざしたものが詩に力強さを与えています。
今回の選考委員は男4人女1人、一方で候補作家は男1人女5人。詩の世界は男女が逆転し、記念講演を聴きにきていた会場も元気な女性の姿が多い。幹部が男一色の業界や社会、政治が概して衰退傾向にあるのに対し、詩の世界はこれからも元気と感じながら、朔太郎の街を後にしました。
ちなみに私は2015年、杉本さんの高見順賞(2020年第50回で終了)贈呈式にも上京して参加。大学時代好きだった詩人、白石かずこさん(1997年受賞)にお会いし、80代とは思えない元気なお姿で持参した古い詩集にサインして貰った嬉しい記憶もあります。


前橋文化館前に立つ萩原朔太郎像
受賞作の詩集「皆神山」も、2015年高見順賞を受賞した詩集「裾花」も、長野市にある地名。風土に根ざしたものが詩に力強さを与えています。
今回の選考委員は男4人女1人、一方で候補作家は男1人女5人。詩の世界は男女が逆転し、記念講演を聴きにきていた会場も元気な女性の姿が多い。幹部が男一色の業界や社会、政治が概して衰退傾向にあるのに対し、詩の世界はこれからも元気と感じながら、朔太郎の街を後にしました。
ちなみに私は2015年、杉本さんの高見順賞(2020年第50回で終了)贈呈式にも上京して参加。大学時代好きだった詩人、白石かずこさん(1997年受賞)にお会いし、80代とは思えない元気なお姿で持参した古い詩集にサインして貰った嬉しい記憶もあります。
前橋文化館前に立つ萩原朔太郎像