6月3日の妻の命日を挟んで、6月2日から7日まで開催予定だった「没後10年記念作品展・友情展」を、妻の友人の皆さんと電話で話し合い、延期することに決めました。会場のギャラリー82を1年半前に予約し、日本画と陶芸の作品を選ぶなど準備を進めてきただけに、残念です。新型コロナによる医療崩壊を防ぐための外出自粛が続く見通しでは、妻の故郷の飯田や、私の友人が多い東京から来ていただけないですし、妻もこの状況下での開催を望まないでしょう。展示会は、芸術鑑賞というより、制作年順に並べ、その時々の暮らしぶりにも触れて、一緒に思い出を語り合える場にしたいと、考えております。作品集「春の花束」は、2014年10月に500部を信濃毎日新聞社から自費出版しましたが、残部が少なくなり再刊の代わりにインターネットで本をめくるよう読んでいただくサイト(http://seiichi-inomata.com/)を作りました。
(2005年「初夏」)

 一昨日の信毎夕刊で驚いたのは、新型コロナの記事ではなくて、最終面の映画広告。80席の小さな映画館シネマポイントが当分休業! 長野市の映画館は、客が多いのがまれなのに、映画を「不要不急」と考える人が増えたせいか、いっそう入りが悪く、最近見た「風の電話」は客席176に客は10人。シネマポイントで見た「星屑の町」は男性客と私の2人。密集、密接からほど遠い。
 「星屑の町」は、大げさに言うと、この映画を見るため生きていて良かった、と思えるほど楽しく心が暖まります。もう一度見たかったのに残念。1994年以来、下北沢などで7シリーズ続いてきた舞台演劇の映画化で、売れないコーラスグループ「ハローナイツ」と、歌手を目指す少女「愛」の話。大平サブローやでんでん、渡辺哲ら個性豊かな、最初の舞台以来のメンバー各氏と、少女役に「あまちゃん」以来の東北訛りで能年玲奈さん(芸名「のん」)。岩手県久慈市の田園風景も楽しい。何より、能年さんが、ピンキーの「恋の季節」、藤圭子の「新宿の女」、島倉千代子の「ほんきかしら」、中尾ミエらが歌った「シャボン玉」を澄んだ声で歌い、ハローナイツ、前座歌手役の戸田恵子さんとともに、懐かしい昭和歌謡が次々出てきて、これを聞いているだけでも楽しかった。首都圏の皆さんはお気の毒ですが、ユーチューブで一部の歌だけは聴けます。



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