この夏、英国に10日間。スコットランドのエジンバラからイングランドを回りイギリス海峡まで、観光とともに、推理作家のゆかりの地を訪ね、ロンドン留学中の方に会うのも楽しみに出かけました。いま振り返ると、学びの多い旅でした。
 美しい自然や景観、歴史的な建造物、古い家並みが保存されていました。地震がないからだけでなく、保護活動が行われ、中核がナショナルトラスト(National Trust for Places of Historic Interest or Natural Beauty)という団体。英国の人口は6500万人なのに、会員は世界からも含めて424万人。優れた景観や自然、歴史的建造物を買い取り、会員はタダで入場できるとのことでした。 
 保守的だけでない、ビートルズにつながる新しさ、多様性への寛大さも感じました。ロンドンのトラファルガー広場では、歩行者用信号は男が歩き止まるのが一般的ですが、男同士や女同士がハートマークを間に手をつないで歩き、写真のようなマークも。昨年6月、ロンドンで性少数者などLGBTの祭りがあったとき以来、使われているとのことです。大英博物館では5月から8月までの日程で、葛飾北斎の特別展が開かれ、小布施町の北斎館からも出展しているので、見たかったのですがダメでした。前売り券が売り切れ、当日券も朝10時には売り切れ。ロンドンでの北斎人気、嬉しかったです。
 推理作家の関係では、ピーター・ラヴィゼイのダイヤモンド警部シリーズの舞台、18世紀の建築物が残るバースは、大都会とは違った落ち着いた綺麗な街で、住みたくなりました。ローマ浴場跡に、ローマ帝国の広さを実感。
 英国国教会の総本山、カンタベリー大聖堂で、案内役の老婦人との出会いも忘れられません。彼女の英語を添乗員が日本語に訳す説明が一段落したとき、「フレデリック・フォーサイスはケント州の出身ですよね」と話しかけました。「イエス!」。私の手を握ってくれました。日本人にも有名で嬉しかったのでしょう。この後、昼食を摂ったレストランで、トイレに行ったら「monsieur」「madame」と扉にフランス語。新教徒がこの地域に渡った歴史もあり、フランス人会もできているとのこと。フォーサイスが子供の頃、英仏海峡を渡って夏休みを父親の友人のフランス人の家で過ごしフランス語を身につけたのも、分かった気がしました。
 「一日に四季がある」というほど、天候が変わりました。幸い、傘が必要だった観光は一回だけで、ホテルなど室内で雨景色を楽しみました。日本の最近の雨のように乱暴でなく静かに降り、日本も昔はこんな雨で情緒があった、と懐かしかったです。北原白秋作詞「城ヶ島の雨」の歌に、今の子どもたちはどんな光景を想像するのだろうか、考えました。 


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