リンゴで最後に出回る「ふじ」はいま収穫期だが、気候変動の影響を今年も受けています。実直な夫婦の果物店にお願いし友人や親戚に送っているのに、今年は断られました。長野市山間部の契約農家のリンゴが夏にヒョウ害にあって全滅というのです。
 近所のJA直売所で「贈答用」を選んで何とか送り終えたら、25日の長野市民新聞は1面で「贈答用リンゴ不足」の記事。やはりね。小布施町に住む友人のリンゴ農家に聞くと、春先の霜で「量も少なく質も悪い」とのこと。温暖化の影響で花芽が早く出たところ霜が降り実が減ったり小さくなり、夏は猛暑が長引き「日焼け」してきれいな紅色にならなかったようです。
 一昨年2021年も多くのリンゴ農家は春先の霜にやられ、2019年10月には、台風19号で千曲川が氾濫し長野市東部のリンゴ農家は浸水被害。気候変動は、農家の経営を不安定に。「私のような消費者は、生産者に比べ、気楽なものだと反省しています」。小布施の友人にメールしました。
 JA直売所では、日焼けしたり小柄なふじが「B級」として、スーパーなどより安く売っていて、味は変わらないので買っています。








 近所のJA上松直売所で、黄色いリンゴ「シナノゴールド」が出てきました。毎朝作る野菜ジュースの甘さはリンゴと人参によるけど、リンゴの比重が大きい。8月の盆前に、「サンツガル」がでて、やがて9月に「シナノドルチェ」「紅玉」。以上はそのまま食べ、菓子にするには美味しいけど、甘さは弱い。10月に「秋映(あきばえ)」、食べても美味しいし、ジュースにも十分な甘さ。同じ頃出る「シナノスイート」も。「秋映」「シナノスイート」「シナノゴールド」をJA長野は「りんご三兄弟」と呼んでいます。
 「シナノゴールド」は、甘さも最高なうえ、今月下旬に出てくる「ふじ」と共に、甘さがいつまでも持つ(ぼけない)。12月下旬、出荷が一段落したなじみのリンゴ農家から、小さすぎたり大きすぎたり不格好だったりで、店頭に並ばなかったのを、段ボール箱で買うのです。冬は車庫、春に残ったのを小さな冷蔵庫に移し、8月までジュースに使います。
 収穫の秋。近所の直売所で、農家の皆さんから野菜や果物、キノコを直接買える幸せをこの季節、特に感じます。

      
  シナノゴールド                  秋映とシナノスイート


サンツガル、シナノドルチェ、紅玉

< 2023年11>
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
カテゴリ
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
プロフィール
猪股征一