三つ星主婦に学ぶ
2020/02/29
2020年版ミシュランガイドの三つ星に、諏訪市出身の小林圭さん経営のパリの「KEI」が日本人シェフで初めて選ばれたのは、同じ県民として誇りだけど、身近には三つ星こそないけど主婦(夫)という素晴らしいシェフがいます。そう知ったのは昨年暮れ、我が家でのホームパーティーで。私がチーズフォンデュとエビやズッキーニなどのフリット、4人のお客さんが鍋ごとのパエリア、タコとパブリカのマリネ、鳥カツ、生ハムサラダ、柿の白和えなどを持参しました。20数年前、英会話教室で一緒した縁で、結婚披露宴に招かれたり、ご飯会したり。独身だった女性たちも今は主婦歴20数年。私の料理はたちまち色あせ、主婦歴30年以上の方の大根の煮付けはワインパーティーにはいかがと思ったけど、めちゃくちゃ美味しい。私も主夫歴9年なのに、どうしてかなわないか考えたら、自分だけが食べるので手抜きしていたからです。典型的な手抜き夕飯は、サバの一夜干し+野菜サラダ+栃尾揚げを焼いて生姜をおろしたもの+餃子+ぬか漬けの5品で、料理時間は酒の燗を付けてもわずか20分。これでは腕もあがらない訳です。新年から週1、食堂のオヤジになったつもりで、人様に食べてもらえる料理を、本やネットのレシピを見ながら作っています。先日は、ニンニクとぶ厚いベーコンを炒め、7種類の野菜(人参、ジャガイモ、タマネギ、キャベツ、セロリ、ピーマン、トマト)で、イタリアのミネストローネに挑戦、我ながら「うまい」と感動しました。



