すみだ北斎美術館

北斎と阿栄の模型


 11月27日の日曜日、大江戸線両国駅で降り、22日に開館したばかりの「すみだ北斎美術館」に行きました。今年開館40年になる小布施の北斎館は、何度も足を運びましたが、北斎が90年の生涯の大半を過ごした墨田には、北斎の美術館はなかったのです。
 9時半開館で11時頃着いたのですが、切符を買う行列ができていて、そのまま、行列の中で作品を見ることになりました。前日の土曜には2千人余りが入場したとのことですが、この日はもっと入ったのでしょう。
 長さ約7㍍もある隅田川両岸景色図巻はじめ、隅田川や江戸の景色を描いた作品が多くて楽しめました。北斎がこたつに入ったままで筆をとり、そばで3女の阿栄(おえい)が見ている模型も本物がいるように見えました。
 展示物の締めは、やはり「富士越龍図」。90才の作品。龍がまるで北斎のように天に昇っていく図で、小布施の北斎館が、今回の開館記念展「北斎の帰還」のために貸し出したのでしょう。
 小布施の北斎館に通うたび、北斎の生き方に元気をもらうのですが、ここでも、様々なエピソードを知ることができ、元気をもらいました。
 今回の上京は、前日26日、共立女子大学文芸学部文芸メディアコースの研究集会で「ネット社会と新聞」の題で講演したのがきっかけです。その日の朝刊350部を東京支社経由で持ちこみ、学生さん一人ひとりに、実際に新聞を開いて読んでいただきました。いつか、新聞をとってくれることを期待して。

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