北斎とジャポニズム

 十七日朝放送のEテレ「日曜美術館」は、国立西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニズム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」を、馬淵明子館長らも出て、紹介していました。先月、見に行ったばかりです。隣の上野の森美術館の「怖い絵」展に出来た長蛇の列を見向きもせず、国立西洋美術館に行きました。モネ、セザンヌ、ドガらの絵画や、エミール・ガレらのガラス工芸、陶器にも、北斎の版画や北斎漫画が、題材や、それを取り上げる角度、構図などざまざまに影響を与えたことが、北斎の作品と比べて良く分かりました。一緒に行った長女が「パクリ」「著作権侵害」とつぶやいていたので、「西洋と日本で影響を与え合った、で良いのでは」と話しました。Eテレでは、馬淵館長が、神、人間の序列のキリスト教価値観では、描く題材にならない動植物を取り上げた、北斎=日本の自然観の影響を話し、胸に落ちました。
 ちなみに、ガレの作品を所蔵している諏訪市の北澤美術館では、「ガレのジャポニズム展-日本美にそそがれた熱いまなざし-」を開催しています。

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猪股征一