スペインの旅

 コロナで延期していたスペインに旅しました。マドリッド、トレド、セビリア、英国領ジブラルタル、ロンダ、ミハス、グラナダ、バルセロナなど10日間。スペインはローマ帝国からイスラム教、そしてレコンキスタ(失地回復戦争)によるキリスト教と、民族、宗教の興亡、20世紀の内戦を経ていて、内戦でドイツに空爆された怒りを描いたピカソの「ゲルニカ」や、ベラスケスの「女官たち」、ゴヤの「裸のマハ」など名画も見ました。一方で巨大な施設の数々から宗教の力を感じる旅にもなりました。
 イスラム文化が花開いたウマイヤ朝の首都コルドバにある、巨大なメスキータ(スペイン語でモスク)。イスラム教の数万人収容できる大モスクをレコンキスタ後、カトリックの大聖堂にという変遷が巨大な建物の建築様式の変化からわかる。日本語が達者なガイドが「この柱はイスラム時代、日本の平安時代?こちらはキリスト教になってからゴシック様式、こちらはバロック様式」。いくつも時代の変遷を教えてくれました。
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 6日目の宿、パラドール(歴史的建造物を改造した国営ホテル)のあるアルハンブラ宮殿はレコンキスタが進む中でイスラム文明の最後の記念碑。壁など建物の作り方にイスラム文化を見ました。
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 バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂も中に入り、広大な礼拝堂であることにびっくり。1882年に着工、建築家のアントニ・ガウディに引き継がれ、太陽や自然をイメージしたステンドグラスに囲まれた内部。前夜、2年ほど前に完成した「聖母マリアの塔」先端の星が光っているのを見ました。「イエスの塔」の建設が残り、完成はガウディ没後100年の2026年を目指しているとか。この国で宗教の力は大きいです。

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