リンゴの秋

猪股征一

2019年09月28日 13:59

 農協直売所で嬉しくなった。信州リンゴ3兄弟のトップを切って秋映(あきばえ)が並んでいたからだ(写真右)。3兄弟ではないけど、長野生まれの品種「しなのドルチェ」(同左)も。毎朝、野菜ジュースを作る上で、人参と共に甘みを左右するリンゴ。お盆の頃に出回るツガル、サンツガルは食べるには美味しいけど、ジュースには甘みが足りない。でも、新鮮さが魅力で使ってきた。
 この後、10月下旬に、さらに甘みが強い、3兄弟の「シナノスイート」「シナノゴールド」が出て、11月中旬には日持ちも良く、いつまでも甘い「サンフジ」が出てくる。近所のリンゴ農家に12月の発送が終わって一段落付いた頃、規格外の大きさや、鳥の突き傷が少し付いたのをダンボール箱3箱分譲って頂き、車庫や冷蔵庫に保存して翌年の夏まで使う。
 庭に出ると金木犀が華やかな香りを放ち、曼珠沙華も咲いている。今年は柿が豊作で、2本のうち妻が生前植えた美味しい方が、物干しを塞ぐほどたわわに実をつけている。子どもたちに、収穫の応援要請メールを送り、例年通り秋が深まっていきます。