「天気の子」で新海誠監督挨拶

猪股征一

2019年08月05日 16:46

 新海誠監督が上映前に挨拶するというので、かなり前に予約、先週、2度目となる「天気の子」を長野グランドシネマズに見に行きました。監督は、この映画を作った動機について、異常気象をあげ、「四季の変化が、今までは楽しみだったのに、怖くなっている。命にかかわる暑さや、経験した事の無い降雨、というように。この変化を、エンターテインメントの力で語れないかと、3年前から考えていた」とのこと。満席の会場は、新海監督に詳しい人ばかりだけに、質問も面白かった。ある女性は「(『君の名は。』からの)3年で、十代の子どもたちの環境、雰囲気、社会の変化をどんな風に受け止めているか」と質問。新海監督は「お金が無くなってきた、それで直ちに悲しいのでは無いけれど。(『君の名は。』の)三葉は、東京でパンケーキを食べる場面が出てくるが、ああいうキラキラしたことが少なくなってきた。(『天気の子』の)陽菜は手作りでジャンクフードみたいなものを出している」と答えた。
 これから初めて見る方のために、ストリーに絡む話は、監督も質問者も避けてました。私から少しネタバレ。「君の名は。」の二人が、「天気の子」の端役で出てきますので注意して見てください。