御嶽海優勝の陰に小平選手の助言

猪股征一

2018年07月27日 16:37

 長野県出身力士で初めての、御嶽海関(上松町)の大相撲優勝は、信州人の間で今もホットな話題です。その中に、千秋楽翌朝23日の信濃毎日新聞社会面に掲載された、同じ長野県出身でスピードスケート500メートル金メダルの小平奈緒選手(茅野市)を、御嶽海関が4月に訪ねて「教え」を受けた、との話題もあります。記事によると、小平選手は御嶽海関に、大舞台だけに照準を合わせるのではなく、毎試合同じように臨めるように、決まり事を自分で設け、集中する大切さを強調したとのこと。 御嶽海関は「呼吸法など、小平さんは横綱白鵬関と同じことを言っていた。頂点に立つ人は共通する」と感じ、体調管理を見直したとのことです。地方場所では日帰り入浴施設に好んで行っていたが、湯船に入って筋肉を緩めすぎることを止め、今場所は冷たい物も取り過ぎないようにしたとか。二人が並んだ記事の写真には、小平選手の金、銀メダルに触れ、「うれしかった」との説明。大相撲優勝の陰に、スケートの金メダルありです。